あなたへ。
2004年4月26日今朝、仕事場に着いたら先輩が来ていない。
一通り朝の支度が終わった後に副支配人が休暇届を持ってくる。
どうやら昨日から調子が悪かったみたいで、今日は欠勤だそうだ。
うわあ、予期せぬことに焦る。
明日と2連チャンで午前中1人です。何とかなったから良かったけどね。
今日は野球がないのである人へ手紙を書いてみることにします。
長すぎるけれど。
私にはまだ捨てられないものがある。
ふとノートを貸したことから始まった手紙交換。
ルーズリーフやレポート用紙、小さいメモでたくさん貰った。
折りたたんでいた部分にもいつも何かが書かれていたので
それも1つの楽しみだった。
まだ手元に残っている、それを綴ったファイルを開いたら
ひとつひとつの出来事のほとんどを鮮明に思い出せた。
私はあなたにたくさん、楽しいことを教えてもらった。
男の人と初めて2人で遊びに行った。
付き合い始めてからもそれは変わらずに。
カラオケ、ボウリング、今まで誰よりも多く行ったと思う。
家へ行くのに自転車に乗せてもらったりもしたね。
朝の通学は電車で待ち合わせしてたり、帰りはクラブ終わるのを待ってたり。
自分がクラブ活動をしてた教室から、グラウンドにいる姿を
見ているのがとても好きだった。
音楽の趣味も同じで、ライブにも行ったね。
テスト前日に熱を出してしまった時、家までケーキ持って
お見舞いにも来てくれたよね。
これ以上ないくらい幸せだと思えた当時の高校生活、
あなたなしではありえなかった。
だけど。
きれいな思い出だけにできなかったのは、すべて私の責任だ。
あの公園はもうほとんど電車からは見えなくなっている。
始まりも、終わりも、あの場所だった。
やさしかったのに、幸せだったのに、私は自分から手を離してしまった。
手を振り払ったといったほうが正確なのか。
一瞬の浮わつきが、自分の首を絞めた。
ひどいことをしてしまった…。
これはもう言い訳ができない。
謝ることさえも許されない。罵声を浴びせられても何も言えない。
そうして私は、同じ手段で、ある人に裏切られて、頭を打って、
傷の深さを知った。
今もきっと泣き虫のままだ。
まだ自分に甘いのかもしれない。
私はあの時のまま、変わってないのかもしれない。
そういえば、あなたは昔私に言ったように、BIGになれたのでしょうか。
私の家の前で、いつか迎えに来てくれる、という話をしていたことを
覚えているよ。
うれしかったんだ。言われたときは、本当に。
だけど、それだけでは、だめだったんだ。
「現在」が楽しくって、幸せで、でも、その先が、見えてこなかった。
本当に好きだった。愛という感情だった。
でもその気持ちだけで、すべてを乗り越えることはできなかった。
私にも、あなたにも、自信が足りなかった。
そして私は、一緒に敷いてたレールから、分岐して道を外れてしまった。
もう再びまじわることがないまま。
悩む時間を惜しんで、一瞬楽をしたくて、逃げ出してしまったんだ。
何を書いてもキレイ事に聞こえるかもしれないね。
人を傷つけることが何よりもキライだって、これじゃ言えないね。
でも、ごめんなさい。
どうにかして、気持ちを整理させたかった。
あなたが区切りをつけるというのなら、私もすっきりしたかった。
言い訳に聞こえるのを承知で、吐き出してしまいたかった。
皮肉にも、今私はあなたの実家の近辺まで仕事に出ています。
車で走るたび、信号待ちをするたび、思い返してしまいます。
ずっと十字架を背負ってるってことを忘れさせない罰かもしれない。
もちろん、完全に忘れることは出来ないと思う。
これは自分の罪だから。
今まで何度となくこの場所であなたの話を出したかもしれないけれど
もうこれからはあなたのことは何1つ書きません。
だから、私のところにメールも、送ったりしないで下さい。
当時のことを、ほとんど知らない人たちと接している自分のサイト。
そして自分の気持ちを唯一吐き出せるこの日記を、
検索されたように見つけられて、メールが来たときには
心臓が止まりそうでした。
今まで言われたことは当たっていたかもしれない。
だけどもう関係がない、区切りがついたというのなら、
二度と、連絡してこないで。
もし、これを読んでても読まなくても、何も返事してこなくていい。
返されたら、これを書いた意味がなくなってしまうから。
もう、そっとしておいて。
あの時私と一緒にいた以上に、これからはもっと幸せになってください。
私が言うのも、おかしなことだけれど
傷つけてしまったことが、少しでも癒えますように。
私も、幸せになる。
元気で。 さようなら
一通り朝の支度が終わった後に副支配人が休暇届を持ってくる。
どうやら昨日から調子が悪かったみたいで、今日は欠勤だそうだ。
うわあ、予期せぬことに焦る。
明日と2連チャンで午前中1人です。何とかなったから良かったけどね。
今日は野球がないのである人へ手紙を書いてみることにします。
長すぎるけれど。
私にはまだ捨てられないものがある。
ふとノートを貸したことから始まった手紙交換。
ルーズリーフやレポート用紙、小さいメモでたくさん貰った。
折りたたんでいた部分にもいつも何かが書かれていたので
それも1つの楽しみだった。
まだ手元に残っている、それを綴ったファイルを開いたら
ひとつひとつの出来事のほとんどを鮮明に思い出せた。
私はあなたにたくさん、楽しいことを教えてもらった。
男の人と初めて2人で遊びに行った。
付き合い始めてからもそれは変わらずに。
カラオケ、ボウリング、今まで誰よりも多く行ったと思う。
家へ行くのに自転車に乗せてもらったりもしたね。
朝の通学は電車で待ち合わせしてたり、帰りはクラブ終わるのを待ってたり。
自分がクラブ活動をしてた教室から、グラウンドにいる姿を
見ているのがとても好きだった。
音楽の趣味も同じで、ライブにも行ったね。
テスト前日に熱を出してしまった時、家までケーキ持って
お見舞いにも来てくれたよね。
これ以上ないくらい幸せだと思えた当時の高校生活、
あなたなしではありえなかった。
だけど。
きれいな思い出だけにできなかったのは、すべて私の責任だ。
あの公園はもうほとんど電車からは見えなくなっている。
始まりも、終わりも、あの場所だった。
やさしかったのに、幸せだったのに、私は自分から手を離してしまった。
手を振り払ったといったほうが正確なのか。
一瞬の浮わつきが、自分の首を絞めた。
ひどいことをしてしまった…。
これはもう言い訳ができない。
謝ることさえも許されない。罵声を浴びせられても何も言えない。
そうして私は、同じ手段で、ある人に裏切られて、頭を打って、
傷の深さを知った。
今もきっと泣き虫のままだ。
まだ自分に甘いのかもしれない。
私はあの時のまま、変わってないのかもしれない。
そういえば、あなたは昔私に言ったように、BIGになれたのでしょうか。
私の家の前で、いつか迎えに来てくれる、という話をしていたことを
覚えているよ。
うれしかったんだ。言われたときは、本当に。
だけど、それだけでは、だめだったんだ。
「現在」が楽しくって、幸せで、でも、その先が、見えてこなかった。
本当に好きだった。愛という感情だった。
でもその気持ちだけで、すべてを乗り越えることはできなかった。
私にも、あなたにも、自信が足りなかった。
そして私は、一緒に敷いてたレールから、分岐して道を外れてしまった。
もう再びまじわることがないまま。
悩む時間を惜しんで、一瞬楽をしたくて、逃げ出してしまったんだ。
何を書いてもキレイ事に聞こえるかもしれないね。
人を傷つけることが何よりもキライだって、これじゃ言えないね。
でも、ごめんなさい。
どうにかして、気持ちを整理させたかった。
あなたが区切りをつけるというのなら、私もすっきりしたかった。
言い訳に聞こえるのを承知で、吐き出してしまいたかった。
皮肉にも、今私はあなたの実家の近辺まで仕事に出ています。
車で走るたび、信号待ちをするたび、思い返してしまいます。
ずっと十字架を背負ってるってことを忘れさせない罰かもしれない。
もちろん、完全に忘れることは出来ないと思う。
これは自分の罪だから。
今まで何度となくこの場所であなたの話を出したかもしれないけれど
もうこれからはあなたのことは何1つ書きません。
だから、私のところにメールも、送ったりしないで下さい。
当時のことを、ほとんど知らない人たちと接している自分のサイト。
そして自分の気持ちを唯一吐き出せるこの日記を、
検索されたように見つけられて、メールが来たときには
心臓が止まりそうでした。
今まで言われたことは当たっていたかもしれない。
だけどもう関係がない、区切りがついたというのなら、
二度と、連絡してこないで。
もし、これを読んでても読まなくても、何も返事してこなくていい。
返されたら、これを書いた意味がなくなってしまうから。
もう、そっとしておいて。
あの時私と一緒にいた以上に、これからはもっと幸せになってください。
私が言うのも、おかしなことだけれど
傷つけてしまったことが、少しでも癒えますように。
私も、幸せになる。
元気で。 さようなら
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